シマフクロウが1羽孵化しました

最終更新日 2018年4月10日

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シマフクロウが1羽孵化しました

シマフクロウ
「ロロ♂(左)」と「モコ♀(右)」

 旭山動物園では2年前からシマフクロウのペア(ロロ♂、モコ♀)を飼育しています。

 繁殖期は早春です。今年は2月18日にカメラの前で完全な交尾が確認され、ヒナの誕生が期待されていました。

 3月に入り、3月6日に1卵目、3月8日に2卵目の産卵が確認され、メスの抱卵(卵をあたためること)が始まりました。シマフクロウの抱卵期間は35日前後ですので、有精卵であれば4月10日前後の孵化が予想されたため、今月に入り観察を続けていたところ4月9日の昼頃に1羽の孵化が確認されました。旭山動物園では初めてのこととなります。

 今後は、2卵目の孵化がうまくいくことを期待しつつ、生まれたヒナが無事成長するため初めての子育てを行うシマフクロウ達をサポートしていきます。

 これまで旭山動物園ではアムールトラ・ユキヒョウ・アムールヒョウの繁殖の時も行っていた取り組みで、命の営みを来園者の方々と共有していくため、子育ての様子などをライブ映像で伝えてきました。今回のシマフクロウも同じ取り組みであり、抱卵中もライブ映像を流しておりました。今回の孵化は閉園中ということもあり、このような報告となりましたが、4月28日の夏期開園までは、随時近況を報告していく予定です。