ライオンの「ライラ」の訃報
ライオンの「ライラ」(オス・21歳)が11月7日に死亡しました。
11月1日に放飼場で後肢が動かず起立不能となったライオンのライラですが、寝室で抗炎症効果のあるステロイド剤を連日投与するなどし、治療を継続しておりました。
しかし、腰から下が動かない状態が続いており、11月4日と6日に麻酔をかけて、褥瘡(じょくそう)防止等を目的に、体位交換を行うなど生活の質の保持を計ってきましたが、11月7日朝、死亡を確認しました。
解剖の結果、内臓に明らかな異常を認めなかったため、老衰と診断しています。国内でも屈指の高齢個体であったため、体の各所に加齢による負担がかかったものと判断しています。
今後、ライオンの展示はメスの「レイラ」(22歳)のみとなりますが、レイラも高齢個体なため、不定期での展示となりますのでご了承ください。