平成12年(2000年)

この年は
新紙幣2000円札発行。
新潟少女監禁事件発覚。

平成12年のポスター

この年のポスターについて

この年のポスターは、諸般の事情から飼育係長の坂東が撮影した写真を使用したという、大変「いわくつき」のポスターです。
また、この年、見込みをはるかに超える入園者が来たことからパンフレットが不足し、現在残っているものも少ない貴重なパンフレットとなりました。

動物園のできごと

• 「ぺんぎん館」オープン。
  フンボルトペンギン、鹿児島平川動物公園他より入園。
  ジェンツーペンギン、名古屋港水族館他より入園。
  キングペンギン、和歌山アドベンチャーワールド他より入園。
• 井の頭自然文化園より小型カモ類25羽受贈。
• キングペンギン冬まつり会場へ出張。
• ホームページ、現行の形にリニューアル。
• オランウータン「釧太郎」バランチジウム症、エルシニア症で死亡。
• 動物読書感想文コンクール初開催。

旭川市・道内のできごと

• 新火葬場「旭川聖苑」オープン。
• 旭川市、中核市へ移行。
• 旭川空港ビル全面オープン。
• 「ふるさと・旭川2000年記念事業」開催。
• 道央自動車道、旭川鷹栖から和寒間開通。
• 有珠山28年ぶりに噴火。

動物園パスポート

入園者

53万9888人

飼育動物数

160種 770点(5月1日現在)

この年の新施設

ぺんぎん館(2000年9月10日開館)
床面積 631平方メートル
(うち水中トンネル32平方メートル)

放飼場 154平方メートル

総工費 460,530,000円

ぺんぎん館オープン、ふむふむパネル始まる

この年は、ぺんぎん館がオープンし、それにあわせて、全国各地からペンギンが旭山動物園にやってきました。
この、ぺんぎん館が話題を呼び、入園者数も前年を10万人以上も上回り、14年ぶりに50万人を超える入園者となりました。しかも、その増加分のほとんどが「ぺんぎん館」完成後だということからも、待望の施設であったことが伺えます。9月が2倍、10月が2．5倍、冬期が1．5倍と、とにかく今まで見たことの無いような入園者の列に、みなびっくりしたそうです。
また、現在は園内の至る所で見られる手書き看板「ふむふむパネル」もこの年から始まり、旭山動物園の新しい名物となりました。
そんな中、翌年のオランウータン舎完成を待つことなく、オランウータン「釧太郎」が死亡。惜しまれる死でした。

関連項目

• ゲンちゃん日記「動物園の看板」

読み物

• モユクカムイ59号（PDF形式 2,615キロバイト）