旭山動物園ヒストリー・平成11年

最終更新日 2016年2月24日

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平成11年(1999年)

この年は
自動車ナンバープレート3桁化。
ミレニアムイベント、2000年問題。
EU、ユーロ導入。

平成11年のポスター

平成11年のポスターの写真

この年のポスターについて

この年、長年当園のポスター・パンフレットを製作してきた会社が廃業し、代わって電通北海道旭川支店が製作したポスターです。トラ・ライオンの迫力ある構図に、みな納得した逸品です。

動物園のできごと

  • オランウータン、ペアリングの為トランキライザー投与。
  • ニホンザル、個体識別の為、IDチップ埋め込み。
  • オジロワシ保護。
  • 新「さる山」オープン(7月25日)。
  • アミメキリンの「マーナ」死亡。
  • 緊急地域雇用特別対策事業による冬期開園が始まる。
  • ぺんぎん館建設に伴い、カピバラが秋田市大森山動物園他へ移籍。
  • ぺんぎん館完成を前に来園したキングペンギン2羽を雪の中で展示。

旭川市・道内のできごと

  • 道央自動車道、旭川鷹栖から深川間の4車線化工事本格着工。
  • 上川支庁など道の6機関、永山の上川合同庁舎に移転。
  • 旭川環状線が全線開通。
  • 北海道を舞台としたNHK連続テレビドラマ「すずらん」が人気となる。

入園者数

42万1884人

飼育動物数

170種 861点(2月28日現在)

この年の遊具施設

メリーゴーランド更新

繁殖賞受賞動物

アカゲラ(自然繁殖)

動物園パスポート

1999 動物園パスポート

この年の新施設

さる山の全景
さる山(1999年7月25日開館)
床面積 225平方メートル

放飼場 330平方メートル

総工費 233,688,000円

さる山の様子

4つめの動物舎 新・さる山オープン 道内初の試み キリンの麻酔

この年は天候に左右された年でした。春は大雪で、3月下旬でも積雪が1メートル以上あり、開園準備作業が全くできず、さる山のオープン式は新館オープンで過去最悪の天候で、来園者も少なく、テープカットの時だけ晴れたという日に当たり、夏は猛暑で動物たちの健康管理が大変な年でした。
また、ライオンの秋にうまれた赤ちゃんも順調に生育しました。
しかし、この年も入園者数は堅調で、前年に完成した「もうじゅう館」が人気を呼び、知る人ぞ知る旭川の隠れたスポットとなってきました。
この年の新施設は「さる山」。約30頭のニホンザルを飼育し、高い所や低い角度などからニホンザルの行動を観察することができる施設になりました。さる山から見える旭川市街の風景もよく、のんびりと風景を眺めたり、サルたちを観察している人もたくさんいました。
また、メスのアミメキリン「マーナ」の削蹄に際し、全国的にも稀なキリンの麻酔への挑戦を行いました。
この他、国の緊急雇用対策事業を利用した「旭山動物園冬期開園モデル事業」が始まり、以後、旭山動物園は冬期間も開園するようになりました。

  • 関連項目「動物病院 キリンの麻酔へのチャレンジ」

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