平成7年(1995年)
この年は
阪神・淡路大震災。
地下鉄サリン事件。
Windows95発売。JAVA言語発表。
平成7年のポスター
動物園のできごと
- 多彩な催しの実施
世界一大きなヘビを描こう。
飼育係のお話会
小さなどうぶつ~ふれあい広場~開設
動物星座ウォッチング
フクロウまつり、かぼちゃまつり、ドングリまつり開催
サル山音楽祭
動物園文化祭
絵本の読み聞かせ初開催
第1回フォトコンテスト
- 東京都多摩動物公園よりシロフクロウ2羽受贈。
- 釧路市動物園より、オランウータン初来園。
- ウンピョウ、チリフラミンゴ入園。
- ローランドゴリラ「マリ」死亡(急性心不全)。
- アムールヒョウ「サクラ」神戸市王子動物園へ。
- 資料展示館内に動物図書館開館。
旭川市・道内のできごと
- 上川中部地区(1市8町)が地方拠点都市地域の指定を受ける
- 中国、哈爾濱市と友好都市提携
- 札幌などでPHSサービス営業開始
入園者
28万2788人
飼育動物数
142種 606点(1月1日)
繁殖賞受賞動物
ソロモンオマキトカゲ(自然繁殖)
コガモ(人工繁殖)
スズガモ(人工繁殖)
小菅正夫第八代旭山動物園長に就任。ローランドゴリラ「マリ」死亡。
この年4月、菅野浩前園長に代わり、小菅正夫現園長が就任しました。
この年は、少しでも旭山動物園に足を向けてもらおうと、とにかく毎月たくさんのイベントを行いました。春の開園前には買物公園に職員が着ぐるみを着て夏期開園をアピールしました。また、いろいろな保育園に出向き、来園を呼びかけました。
また、5月には資料展示館内に動物図書館を開館。これは、「動物園は野生動物の情報の発信拠点」という考え方から始まった事業で、絵本の読み聞かせが始まったのもこの年からです。
しかし、エキノコックス事件の風評被害は依然として残り、来園者は途中閉園した前年を更に下回る入園者で終わりました。
また、ローランドゴリラの「マリ」が前年の「ゴンタ」に引き続き死亡し、道内三動物園でまとまりかけていた共同繁殖計画が頓挫するという悲しい出来事もありました。そんな中で、繁殖賞を3種も受賞するなど、地道な研究が実を結んだ年でもありました。