あさひばし 平成29年8月号「特集 スポーツで元気なまちに!」

情報発信元 広報広聴課

最終更新日 2017年8月15日

ページID 062158

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市内には、年齢や障害の有無に関わらず様々なスポーツを楽しむ人たちがいます。

また、スポーツには、応援するという楽しみ方もあります。

スポーツをする人、応援する人。どちらもまちを元気に盛り上げます。

スポーツでまちづくり

皆さんは生活の中にスポーツを取り入れていますか?

市では、市民の誰もがスポーツに親しむことができるよう、施設の整備や、誰でも無理なく楽しめるニュースポーツの普及など、環境づくりに取り組んでいます。また、旭川ハーフマラソンやバーサーロペット・ジャパンの開催の他、市民がスポーツを通じて夢や希望を抱くことができるよう、国内外からの大会や合宿の誘致にも力を入れ、スポーツによるまちづくりを進めています。

今回は、スポーツを楽しんでいる人や、市内で合宿を行った全日本チーム、旭川で誕生したプロバレーボールチームなどを紹介しながら、スポーツの魅力や楽しさを伝えます。

スポーツを楽しみ、生きる力に

親子での参加が良い思い出に

9月24日(日曜日)に開催される旭川ハーフマラソンは、旭橋やロータリー、常磐公園などの市街地を走り、旭川の魅力を体感できる大会です。タイムを競う種目の他に、楽しみながら走る3キロメートルのファミリーランがあり、子供を連れた家族もたくさん出場します。

森下伸幸(もりしたのぶゆき)さん・妻の園絵(そのえ)さん・娘の紗羽(さわ)さんもファミリーランに出場。「親子で一緒に取り組みたい」と、走るのを楽しみにしています。若い頃はサッカーをしていた伸幸さんですが、だんだんスポーツから遠ざかり、運動の必要性を感じて第1回から9回連続で出場。「走ることで、ストレスを解消できるし、家族や仲間と一緒に和気あいあいと楽しめるのも魅力です」と伸幸さん。4回目から出場している小学3年生の紗羽さんは、今春の学校のマラソン記録会で2位になり、秋の記録会では1位を目指しています。「今年のハーフマラソンでは去年よりタイムを縮められるよう頑張る。大人になったら21キロメートルに出場したい」と意欲満々。園絵さんは「スポーツは苦手でしたが、家族のおかげで体を動かす機会ができました。けがをしないようにゆっくり完走したい」と笑顔で話します。伸幸さんは「マイペースで走りたいが、子供には負けたくない」と、父親としての意地を見せます。家族それぞれの気持ちで走る大会は、良い思い出になること間違いなしです。

夢や目標を持つことの大切さ

75歳の木本巌(きもといわお)さんは、56歳のとき屋根の雪下ろし中に転落して脊髄を損傷し、下半身が動きません。けがをしてから水泳を始め、障害者大会だけでなく、健常者が年齢別に参加するマスターズ大会でも金メダルに輝き、これまで様々な水泳大会で73個の金メダルを獲得しました。

水泳を始めたきっかけは、妻の由美子(ゆみこ)さんがリハビリにと勧めた、水中ウォーキング教室。最初はスタッフに肩を支えられながらやっと歩く状態でした。その後、おぴったのプールで指導を受けたのを機に、めきめきと上達。平成13年に初出場した北海道障害者水泳大会で、自由形1位、背泳ぎ2位の快挙。病気で入院し、水泳から離れた期間もありましたが、克服して翌年の大会から復帰し、障害者大会では、パラリンピックを目指す20代・30代の選手に勝ち優勝。今年6月のマスターズ大会でも金メダルを獲得しました。

木本さんは「水泳は生きがいですね。私にとっては主治医のようなものです。当初は不自由な体を受け入れられず、死にたいと思ったこともありましたが、水泳と出合って、夢や目標を持つことの大切さを教えられました」と話します。由美子さんら家族の支えも力に「いつかマスターズ大会で世界記録を」と、強い精神力で日々練習を続けます。

旭川から元気を発信!

旭川合宿を力に金メダルを!

昨年、旭川市にはレスリング女子日本代表をはじめ、プロ・アマを問わず多くの選手が合宿や大会に訪れました。来年の平昌、さらに3年後の東京オリンピック・パラリンピックに向けて全国で誘致活動が活発になる中、市では今年6月に「スポーツ合宿誘致等推進協議会」を設立し、官民一体で大会や合宿の誘致を進めています。

昨年9月のリオデジャネイロパラリンピックで銅メダルに輝いた、ウィルチェアーラグビー日本代表チームも、パラリンピック直前の昨年7月に旭川で合宿。さらに今年6月、再び旭川で合宿を行いました。「昨年は、一般公開の観戦やボランティアなど、たくさんの人の応援やサポートが大きな力になりました。温かい環境で伸び伸び練習できたので、今年も合宿できてうれしいです」と話すのは、パラリンピックで大活躍した池崎大輔(いけざきだいすけ)選手。「旭川は、ウィルチェアーラグビーに限らず、アイススレッジホッケーやテニスなど、障害者スポーツ全般を理解して支援する人が多いまちだと感じます。素晴らしいですね。僕たちも、旭川の皆さんの応援を力に、東京パラリンピックでは金メダルを目指します」と力強く話します。

まち全体で応援しよう!

市内の障害者スポーツの支援をしている、カムイ大雪バリアフリーツアーセンター長の五十嵐真幸(いがらしまさゆき)さんに話を聞きました。

今回の合宿中、体育館の床に付いた、車椅子の滑り止めに使う松やにを拭くボランティアに300人が集まり、選手たちも驚いていました。旭川は障害者スポーツやその支援が盛んなことを市民に知ってもらい、まち全体で応援できればうれしいです。

選手を間近に見られて感激!

合宿中の1日、体育館の松やにを拭くボランティアをした、旭川龍谷高校3年生でサッカー部の山方幸汰(やまかたこうた)さんに話を聞きました。

間近で見た選手の筋肉は、自分たちの2倍以上あるのではと思うくらいがっしりとしていて、憧れます。

選手がお礼を言ってくれ、気軽に撮影にも応じてくれて、良い思い出ができました。自分もスポーツをしているので、大会を支える人たちへの感謝の気持ちが強くなりました。

割引チケットで選手を応援

市・旭川ホテル旅館協同組合・旭川物産協会が協力して、市内で合宿した選手を対象に、旭川駅の観光物産情報センター内にある地場産品展示販売コーナーや、道の駅あさひかわで利用できる割引チケットを、市内ホテル・旅館などで配布しています。

プロバレーボールチーム誕生!

昨年10月、北海道初の男子プロバレーボールチーム「ヴォレアス北海道」が旭川で誕生。今年8月5日には、香港から「ドラゴンチーム」を招き、市内で熱戦を展開しました。

旭川出身でヴォレアス北海道の本部長としてチーム設立に奔走し、自らもバレーボールで活躍してきた池田憲士郎(いけだけんしろう)さんは「スポーツを通して子供たちや若者に夢を届け、旭川を元気にしたい、新たなスポーツ文化を旭川から発信したい」と思いを話します。

選手の1人、古田史郎(ふるたしろう)さんは、函館市出身。元日本代表選手で、今年5月までプレミアリーグのジェイテクトSTINGSに在籍。身長190センチメートル、110センチメートルのジャンプ力を武器に活躍してきたバレー界注目の選手です。古田さんは「いつか北海道に、バレーボールで1番を目指せるチームをつくりたいと思っていたところ、池田さんから誘いを受け、その思いに共感して入団を決意しました」と話します。バレーボールのリーグには3つの階層がありますが、「目指すのは1番上のプレミアリーグ。旭川の青少年に夢を持ってもらい、地域の元気の一翼を担えれば」と古田さんは熱を込めて話します。

旭川で誕生したことをまちの誇りにして、見守り、応援しよう!

ヴォレアス北海道を応援する立松佳樹(たてまつよしき)さん、濱埜明仁(はまのあきひと)さん、濱埜将臣(はまのまさおみ)さんに話を聞きました。

チーム設立の思いに胸を打たれて、応援したいと思いました。チームの設立時からトップになるまでの一連の活躍を見られるのは、地元のチームだからこそです。

マイタウンあさひかわ

市の広報番組「マイタウンあさひかわ」でもヴォレアス北海道を紹介します。

放映HBC8月27日(日曜日)午前6時30分から午前6時45分まで

※番組は放送終了後、マイタウンあさひかわのページでご覧になれます。

プロの試合を見よう

道新&道スポプレゼンツ2017プロ野球パ・リーグ公式戦 北海道日本ハムファイターズ (1塁側)対福岡ソフトバンクホークス(3塁側)

とき 8月29日(火曜日)・30日(水曜日) 午後6時試合開始

ところ スタルヒン球場(花咲町2)

(補足)前売券は道新プレイガイド(電話011-241-3871)、旭川振興公社(7の10 第二庁舎6階)他で発売中。券種により、売り切れの場合があります。

【詳細】旭川振興公社 電話0166-22-7198、政策調整課 電話0166-25-5358


体力づくりや、家族や仲間と楽しく過ごす時間、また、生きる支えとなるなど、スポーツには様々な魅力があります。さらに、実際にスポーツをしなくても、頑張る人たちを応援することで、生活に張り合いができ、元気になれます。

市では、これからもスポーツに親しむことができる施設や環境整備に取り組んでいく他、大会や合宿の誘致にも力を入れ、スポーツでまちを元気にしていきます。

【詳細】スポーツ課 電話0166-23-1944

お問い合わせ先

旭川市総合政策部広報広聴課広報係

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