あさひばし 平成28年3月号「市長随想」
市長が、旭川のまち・人・物などについて思うことをお伝えします。
手話への理解と普及を促す条例の制定を進めています
旭川も、春の訪れを感じる季節となりました。
先日、旭川の冬の最後を飾るバーサーロペット・ジャパンが開催され、今年も国内各地はもとより、海外からもたくさんの観光客や選手の皆さんをお迎えすることができました。
外国の方と初めて話すときは、相手の国の言葉を交えた簡単な挨拶や自己紹介だけでも距離感が縮まりますが、より深いコミュニケーションを図るには、やはり言葉が重要だと感じます。
外国語とは少し異なりますが、本市では現在、手話についての理解と普及を促すため、条例の制定に向けた準備を進めています。
市内には、聴覚障害で身体障害者手帳を所持している方が約2千200人おり、手話を日常的に使用する方も多くいらっしゃいます。手話による意思の疎通がしやすい環境づくりを進め、こうした方々が不自由を感じることのない地域社会の実現につなげていきたいと考えています。
私は手話で自分の名前を伝えるのがやっとですが、条例の制定をきっかけに、手話に関心を持つ方が増えることを期待していますし、私自身も手話をもっと勉強したいと思っています。
西川 将人