あさひばし 平成28年3月号「動物園からの手紙」

情報発信元 広報広聴課

最終更新日 2016年3月15日

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冬場の滑りやすい園内と新たな課題

動物園の冬景色の写真

2月は大雨、凍結、大雪と目まぐるしく天候が変わりました。動物の放飼場もざくざくになったり、がりがり、でこぼこに凍ったり、つるつるになったりと気を使うことが多くありました。もちろん来園者にも気を使います。

この冬は外国の観光客が明らかに多く訪れています。アジア圏の暑い国の方が多いのですが、雪道の歩き方を知りません。今シーズンは、外国の方が園内で転倒したことによるけがの事例が続きました。僕たちには冬の雪は当たり前の自然現象ですから、自動車を運転していて凍結路面でスリップ事故を起こしても、一般的には道路管理者に補償させようとは思いませんよね。でも、南国の人の中には、雪は例えば台風のような天災で、雪道で転んでけがをしたら、誰かが補償してくれるものだと考える人もいるようです。病院に行くとなると、こちらで救急車を手配するので、病院への支払いも当然動物園がするものと思うのかもしれません。

ツアーの来園者なら添乗員にお任せできますが、個人の観光客の場合はそうもいきません。けがをした方は異国で心細いのも理解できるし、言葉の壁から誤解が生じることもあります。せっかく来てくれたのに、お互いに納得できないしこりを残すのは悲しいことです。新たな課題です。

旭山動物園は山の斜面にあり、自然の地形には逆らえません。毎日数回、路面のチェックをしてできるだけ滑らないように、滑り止めの砂利をまいたり、つるはしで細かくでこぼこにしたりするのですが、雪が降り続いたり、気温が急激に上がったりすると、いたちごっこになってしまうこともあります。東門に上がる坂道も要注意です。とにかく今年は日中の気温が上がることが多く、ここは札幌?と感じる日が多くありました。すり足で歩いたくらいでは、てかてかにならない旭川の雪はどこに行ったのか!と、寒い冬が恋しくなる2月でした。


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